睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に何回も呼吸が止まり、
ぐっすりと眠りことが出来ない病気です。
夜間の呼吸停止、起床時の頭痛、日中の強い眠気などの症状があります。
肥満や大きないびきがある人に多いというと特徴があります。
睡眠時無呼吸を放置すると、高血圧や心臓病、脳血管障害などに陥る危険性が高くなります。また、日中の強い眠気により仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど、社会生活に重大な悪影響を引き起こします。
睡眠時無呼吸によって生活習慣病にかかるリスクが増大します。
このグラフは過去5年の睡眠時無呼吸症候群患者の
AHI重症度別居眠り運転事故率を示しています。
*AHI(無呼吸低呼吸指数)
(引用:日本内科学会師大93巻 第6号 成井浩司.発行年2004年6月10日)
睡眠時無呼吸症候群は自覚しにくい病気です。
そこで、当院ではESS(エプワース眠気尺度表)を使用して、
睡眠時無呼吸症候群かどうかのリスクを判定しています。
ESSの結果で睡眠時無呼吸症候群の検査をし、診断をしています。
合計点11点以上は、昼間でも眠気が強い(過眠)等の病的領域とされ、睡眠時無呼吸症候群にかかっている場合は、治療を要するレベルと評価されています。
また、11点未満であっても、慢性的ないびきをかく人、睡眠時に呼吸が止まる人、
日中頻繁に眠気を感じる人も、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
当院では簡易型による検査を採用しています。
睡眠中の呼吸の状態、血液中の酸素飽和度などを
同時に測定し、無呼吸低呼吸の有無を知ることができます。
① 検査機器を自宅にお持ち帰りいただき
② 左の図のように測定機器を装着して眠る
③ 翌朝、目覚めたら検査機器を外して当院へ
*その日に検査結果をお伝え出来ます。